ふみ特「デザイン雑記帳」へようこそ

富岡史棋の日々のアイデアとその記録 

2011.08.06[土] 「六ヶ所村通信DVD4枚セット」「ぶんぶん通信DVD4枚セット」パッケージ

●「六ヶ所村通信DVD4枚セット」


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◎六ヶ所村通信DVD4枚セットのパッケージデザイン案件

「六ヶ所村通信」とは、『六ヶ所村ラプソディー』という映画が完成する前に
その製作過程をスケッチ風にまとめた映像集
映画にはおさめられなかった人々の姿と声がつまっています

「ジャケットのグラフィックイメージは、YAMさんが描いた六ヶ所再処理工場のイラストに
レーベルは、花とハーブの里の菊川さんのチューリップカラーにしたい」
という鎌仲監督からのリクエストがありました

菊川さんとYAMさん、ともに映画に登場します
人々のつながりの中、パッケージにもいろんな人の気持ちが入っています

推進か反対か

できるだけ公平に「報道」に近い取材
同じ六ヶ所村の人々、いろんな立場の人々の声がきけます


「六ヶ所村通信DVD4枚セット」、かなりおすすめです



→ 『六ヶ所村ラプソディー』公式サイト


暮らしの根っこを見つめる
鎌仲ひとみ「六ヶ所村通信」監督

電気を使って生活している限り、日本ではほとんどの人が原発に依存して生活をしている、(沖縄を除いて)。しかし、同時にほとんどの人が自分の電気を使う生活が核に結びついていると意識していない。電気を使うたびに放射性廃棄物が産み出され、それがいかなるものかを知っている人もほとんどいなかった。しかし、2011年3月11日の東京電力福島原発の事故以来、全ての日本人が放射能について考えざるを得ない状況になった。
『六ヶ所村ラプソディー』を製作していたのは2004年から2006年。この時期、原子力は核に興味を持ってもらうのは非常に難しかった。それでも、自分たちが産み出し続けている放射性廃棄物がどうなっているのか、ぜひ普通の人たちに興味を持ってもらいたくてこの映画を作ることにした。原子力産業とそれにつながる日本のエネルギー政策について映画を作るというのは最初から実に大きな課題を抱えていた。かつて、こんなテーマをまともに扱った映画はなかったし、全く人々が興味を持っていない分野の映画を作っていったいどうするのか? という懸念もあった。
『六ヶ所村ラプソディー』を作る最大の課題は原子力を容認し、推進している人々に登場していただくという事だった。六ヶ所村の村人たちはほとんど全ての人々が村の中心にそびえる巨大な再処理工場と関わって暮らしている。だが、あたかもそれが存在しないかのように生きている。そんな彼らの話をどうしても聞きたかったが取材交渉は困難を極めた。
取材の端緒を開いてくれたのはこの「六ヶ所村通信」だった。反対も中立も賛成も同じように公平に取材して映画にすると宣言していたので、村の推進する人たちは「六ヶ所村通信no.1」を観て、そこに反対派しか出ていないことを批判した。だからこそ、あなた方の意見を聞きたいのだ、という説得で、彼らは取材を受けてくれるようになった。百聞は一見にしかず。映像を通じて、コミュニケーションの扉が開いたのだ。そうやって、このビデオレターを上映しながら各地で原子力に関するコミュニケーションの場が開かれるようになることを願っている。

*DVD小冊子のメッセージより (鎌仲監督より了承をえて掲載)



花とハーブの里のサイトにちりばめられたチューリップのイラストもYAMさんが描いています

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↑カラーリングは「花とハーブの里」チューリップ・カレンダー紹介ページを参考にしました

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↑そして「ピンク、オレンジ、イエロー、レッド」この並び 絵本「花とハーブの里ものがたり」より







●「ぶんぶん通信DVD4枚セット」


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◎ぶんぶん通信DVD4枚セットのパッケージデザイン案件

「ぶんぶん通信」とは、『ミツバチの羽音と地球の回転』という映画が完成する前に
その製作過程をまとめた映画の卵

3.11、福島東京電力原発事故後の鎌仲監督の舞台トークを集めた特典映像付
飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所所長)や、田中優さん(ap bank幹事/環境活動家)との対談入り

実際に原発事故が起こってしまった、それは事実
今も放射性物質放出中、外部・内部ヒバク進行中
もうみんなが当事者、無関係・無関心ではいられない

鎌仲監督のドキュメンタリー映画をさかのぼってみると
『ミツバチの羽音と地球の回転』は2009年
『六ヶ所村ラプソディー』は2006年
『ヒバクシャ』は2003年の映像

3.11前から鎌仲監督がしてきた旅がある
3.11後のトーク集でそのつながりも知ることができるだろう
10年近い思いやメッセージをきいてみよう

デザインについては
四葉のクローバー、または花を連想させるかたち(人たち)が
希望のある今と未来を求めて、つながろうとしている様

希望があるから生きていられる

ひとりひとりができることを、誰かといっしょにはなしができたらいいな、と願う


「ぶんぶん通信DVD4枚セット」、かなりおすすめです



→『ミツバチの羽音と地球の回転』公式サイト
→公式ブログ(最新情報はここでチェック)
→鎌仲監督Twitter
→公式Twitter


ミツバチのように
鎌仲ひとみ「ぶんぶん通信」監督

『ミツバチの羽音と地球の回転』を製作しながら「ぶんぶん通信」というビデオレターを発表してきました。これはいわば映画の卵のようなものです。映画として完成する前に映画の中身をばらしています。これは他の監督さんたちはやらない手法です。なぜこんなことをするのか? それはなるべくリアルタイムに起きていることを知ってほしい、マスコミが伝えないので通信を観た観客がミツバチの羽音のようにぶんぶんと発信してほしいという思いからです。
ミツバチの羽音は英語で口コミという意味があります。一人ひとりは小さな存在でも共振しあうことで大きなうねりとなって社会を変える力になると思っています。誰かに任せるのではなくて、自分たちの力で変えてこそ本物の変化です。私はこのドキュメンタリーがエネルギーをシフトするためのなんらかの力になればと思って作っています。原子力発電所に関する情報はブラックボックスのように不透明で、人々に伝わるべき情報が伝わっていません。市民の力でエネルギー政策を転換するには幾つもの壁が存在しています。原子力発電がもつリスクに関してマスコミは知らせることをしてきませんでした。それどころか多大な宣伝費を使って電力会社や政府が「原発安全神話」を築いてきました。つまり、普通の人々は十分な情報を持たず、情報コントロールを受け、原発に関して思考停止を続けてきました。東京電力福島第一原発の事故でこの「原発安全神話」は崩れさりました。知るべき事を知り、選択する時期がやってきたのです。
知るべき事、学ぶべきことは沢山あります。まず、現場から学ぶのが一番です。実際にその現場に生きている人々の声に耳を傾けるために「ぶんぶん通信」を観ながらお茶会をすることをお勧めします。このビデオレターには考えるためのヒントが沢山つまっています。疑問や興味が生まれてきたらぜひ、自分で調べ、周りの人々と話し合って下さい。そこで情報は皆さんの血や肉に変わっていき、やがてミツバチのように発信していただけると期待しています。

*DVD小冊子のメッセージより (鎌仲監督より了承をえて掲載)





*販売開始時期:2011年8末予定(詳細後日掲載)

cl: グループ現代
2011年

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